毛利の古戦場である勝山、月山を借景とした雄大で優美な借景式枯山水庭が主庭であり、右方に滝を中心とした渓流池泉庭も配している。枯山水庭を中根金作氏、池泉庭を小島佐一氏が作庭した。山陰の名石佐治石を豪快に石組し、全体に芝を張り小松を配植して、白砂を敷いた大庭園である。背景を考慮した全体の構成はバランス良く、伝統的手法が実によく発揮された美しい庭である。池泉庭は枯山水の豪快さは感じさせずに、京都風の小さくまとまった庭で、植栽、滝、石組、白砂が落ち着いた感じを与えている。 (探訪日本の庭より抜粋)
2004年米国の日本庭園専門誌「ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング」の日本庭園ランキングにおいて桂離宮を押さえ第一位になった。