四天王寺本坊敷地内の東側にある約3000坪の庭園で、庭園内には和松庵、払塵亭、臨池亭、青竜亭(三角亭)、八角亭の茶室があり、の庭園で細長い池泉に石橋を架し流れを引く、
昭和7年 茶宗、木津宗泉氏による大改修(従来の案内)
改修テーマは『二河白道』 '2003改修、壺井宏純氏「京都林泉協会
理事、恵那興産社長」
この庭は、中国の僧侶である善導が「散善義」で説いた二河白道(にがびゃくどう)の喩話を基に設計している。
二河白道の喩話とは、「二河」を水の河と火の河、「白道」を極楽浄土への道(仏法)と喩えている。すなわち水の河とは人生の順境にあるときの貪りであり、火の河とは人生の逆境にあるときの瞋(じん・怒り恨むこと)である。この二河は生き地獄を指している。この地獄の真ん中に極楽浄土への道が細く延びているが、凡庸な者にはこの道が見えない。極楽浄土への往生を真に願う者には見え、白道を進むと極楽浄土に達し、往生できると言う教えなのです。